2006/2/5PCQ東京ミニレポート

今回の構築戦は参加者10名。PCQ東京でのジャスティスリーグ環境では一応過去最大数でした。少なめですが、やっぱりVSシステムの大会はまだシールド戦の方が人気がありますから。
ジャスティスリーグ限定環境はとりあえず過去のPCQ東京ではJLA同盟デッキの優位が安定だったので、今回もまた半分ぐらいがJLA、JLA/JLIなど多少バリエーションはあっても同盟デッキだと思っていたのですが、


なんと参加者の半分、実に5人もがインジャスティス・ギャングアーミーデッキでした!


会場テーブルのどこを見回してもインファーナル・ミニオンがずらずらと並んでる様子は、なんとも口には言い表せない独特なプレッシャーがありました。アーミーデッキのミラーマッチとかになると、アーミーは並んでいても互いに隠匿エリアですから、可視エリアのマンティスやタトゥードマンが真っ先にスタンされて、その後はお互いにアーミーの攻撃がだだ通し!覚悟完了なノーガード戦法です。
アーミーデッキ以外の人はそれぞれ違うデッキでした。JLA同盟、JLI速攻、シークレット・ソサエティ除去など様々、一応ジャスティスリーグ限定環境の主要なデッキは一通り揃った感じです。そして決勝戦を制したのは、JLI速攻デッキ!
内容はブースターゴールドのリソース加速能力や装備品を利用した、オフカーブですがスタンダードな速攻デッキでした。しかしそれは一見してのこと。特徴的だったのは、まずプロットツイストカウンターのウワァッハッハッハッハ!の採用。この環境はチーム所属を選ばない除去カードである死の罠が色々なデッキに採用されていたので防御的にも十分役立ちますし、コンバットトリックのプロットツイスト勝負の場面の一押しにも活躍していました。そしてもう一つの要はフェイタリティ、所属こそエメラルド・エネミーズですがそのリソースをKOして起動型効果かプロットツイストをカウンターする能力はJLIの4リソース戦略と見事にはまっています。「屠殺沼を起動しようとしたらカウンターされたよ!」とシークレット・ソサエティ使いの方もびびっていました。他にもバットマンを出しておいて、突然リソースをKOしてリーダー能力を起動したりと奇襲的な使い方もされていました。この2枚を用いた、速攻でビートダウンしつつも、相手の行動はカウンターできるコントロールデッキだったのです。先攻を取れれば相手を5、6ターン目には殺してますから、6ターン目にキミヨ・ホシを出すまでは基本的に耐えるアーミーデッキ相手にはかなり分のいい勝負だったことでしょう。死の罠も押入りもカウンターされてはアーミーデッキは立ち回りようがありませんね。
JLIデッキの妙は、速攻ができる攻撃力を持ちながら、クーエイ・クーエイ・クーエイのサーチ能力やウワァッハッハッハッハ!のカウンターなどで意外なコントロール力を備えていることですね。速攻力の安定性ではJLA同盟デッキに一歩譲ってますから、奇襲作戦にもっと重きを置いた構成にするのがいいのかもしれません。私もやってみようかな?