第4弾「龍帝」初見感想

  • ドラフト環境

 1,2,3弾(あるいはその組合せ)を利用したドラフト戦も定着してきたと思われますが、多分3弾の戦略的なドラフト向けの構成特性(やや『個々のカードを意識して使わないと弱い』)に配慮してか、今回は次のような構成になっています。

・CUの色枚数配分は、赤紫緑白黄:≒それぞれ1:ほぼ
・各色でネクサス&マジック合計枚数を1としたとき、スピリットは2よりやや少ない。(3弾以前に比べスピリット比率がやや下がった)
・スピリットのコスト域は、1〜3コストがかなり多く、5以上はCUにはほとんど無い。実質高コストカードはレア以上の専売特許。それを補完するために一応低コストスピ対策カード(構築戦環境も睨んで)もいくつかある。
高コストレアは構築ならコントロール、ドラフトなら戦略基点になりうる、マルチアドバンテージカードの傾向がある。中コストの転召レアも含めて、3弾のレアに比べると格段に使いやすくなった。
・複数の種族を持つスピリットが増加。
マジックは使い勝手のいいものが増えた傾向。メイン効果が状況依存でも、コストが低く軽減が多いため、1,2弾並スケールのBPパンプ効果がかなり有用。
ネクサスには種族キーワード能力関連の効果と、一般効果のミックス傾向がある。このため能力・種族戦略の採択にリスクが減った。
・他の色のキーワード能力や種族をサポートするカードが増えた。構築戦だけでなく、自ずと多色になるドラフト戦でも便利。

 スピリットとマジックのカード編成が見直されたことで、単純に単色デッキや低コストデッキを狙うのでは難しく、キーカードにつなげていく戦略的なデッキを目指したピックが期待できる。その少数選抜スピリットをマジックBPパンプで補う、と。

 パック編成は、

・別に全部4弾でもいいでしょう。しかしCUのカードバリエーションが少なく、考えなしにやると単調なレアゲー傾向になるかもしれません。
・色編成とカード種最大化を目指すなら、1弾1、2弾1、3弾1、4弾2かな。順番はとかにすると、同パックの回り順をずらしつつ、ピックの選択肢を常時広めに取れると思います。この逆でも一応OK、やや青の存在が微妙に決め打ち傾向になりますが。
・もちろん全ての弾ではなく、4弾と特定の弾の組合せでもいいです。とにかくドラフト環境としては4弾それ自体はやや無個性で、他の弾・色・戦略の土台・補強として機能するセットと考えるとイメージしやすく、バランス調整の際に助けになるかもしれません。


 あとは構築戦に関連したプレビューTipを例の場所に置いておきましょう。