スコードロン速攻

キャラクター 1コスト 2コスト 3コスト
  エイプX 4 シェイプ 3 レディラーク/リンダ・ルイス 4
  エレクトリック・イブ 3 トム・サム 1
  ジョイスティック 2 フォックスファイア 1
    メリッサ・ゴールド◆ソングバード 3
4コスト 5コスト
ゴールデン・アーチャー 3 アルバート・ゲインズ 3
ホークアイ/クリントン・バートン 1 セイバートゥース/野蛮な殺人者 1
6コスト 装備品
ジェニス・ベル◆フォトン 3 サンダージェット 4
  イメージ・インデューサー 3
  フラミスタット 1
  エアスキマー 1
ロケーション プロットツイスト
ロケットセントラル 2 救援要請 4
  我が敵の敵 3
  万能薬 4
  もうひとつの地球 2
  Flying Kick 4

アベンジャーズで登場したスコードロン・スプリームは「手札が少なくなればなるほど強くなる」という特徴を持つチームです。予備軍キャラクターの多いチームでもあるので、後半に出す予備軍キャラクターをリソース列に置きつつ、プロットツイストを手札からプレイするようにすれば自然に手札を減らすことができます。
普通のカーブデッキで組んでも、手札が0枚なら13/11という驚異的なサイズになる5コストのアルバード・ゲインズを出す頃までには手札を空にする、という動きを目指します。


しかし、今やVSシステムの主流デッキの一角を占めるに至った速攻のスコードンデッキは、更にアグレッシブな戦略を取ります。3,4ターン目で手札をカラにし、それに応じて普段よりも巨大化した低コストキャラクターのウィニーで相手を圧殺するのです。先手を取れればたいてい相手を5ターンキルできます。というか、6ターン目の展開なんてほとんど考えていない覚悟完了なデッキです。
また、より高速で手札を減らしつつ、カードを無駄なく打点に変換するために、1,2コストキャラクターや装備品などで毎ターン複数枚のカードをリクルートして手札を減らすことを理想とします。これで無理してプロットツイストを手札から撃ってカードアドバンテージを失わなくてもいいわけです。(とはいえチャンスがあればどんどん手札から撃って少しでも早く手札を減らそうとはするのですが)出したキャラクターにはもう全員に装備品を張る勢いで、どんどん恐れずリクルートして下さい!
というか、デッキの大黒柱であるアルバート・ゲインズが4積みでないのに「うっかり5コストを2枚引いてしまうと、手札で余ってしまうため危険だから、高コストキャラクターの数は最低枚数ぎりぎりでいい」という理由がまかり通るぐらい、自分の手札を減らすことに執念を燃やすデッキです。自分のハンドはむしろ敵!?


速攻デッキなので、防御とか支援とか能力のデメリットとかはほとんど気にせず、相手へのダメージを稼げる攻撃的なキャラクターは他チームでもチームアップせずどんどん入れます。
またX-Menで登場した強力サーチカード「我が敵の敵」が入るようになってからはさらにその傾向が強くなり、他チームのキャラクターをサーチできるように各コストにタッチで1枚入れる構成が良く見られるようになりました。
基本的には「打点が稼げるか」と「予備軍持ちならなお良し」という以外はチームアップしないためかなり自由に構成が変えられる、速攻デッキにしてはフレキシブルな面を持つのが魅力です。複数枚入れているカードはデッキの定番なのであまり手を入れる部分はありませんが、他チームカード・装備品の構成や、プロットツイストの配分や対策カードの投入などで様々なゲーム環境に対応することができます。


あと、「我が敵の敵」が入るまではデッキの基幹カードがほとんどコモン・アンコモンで揃い、ゴールデンエイジクラスの実力を持ちながらほとんどレアに依存していない安価なデッキだった、というのも売りの一つです。10K大会の優勝デッキは「敵の〜」を入れていない以前のスタイルのデッキでしたし、今でもレア無しでけっこういけるのでは?という気もします。