バトルスピリッツ・チャレンジカップin土浦わんぱく小僧
さて実際の大会でしたが、私を含め参加者4人。前日が公式発売日の地方ショップの大会にしてはそれなりの状況、一応みんな体験会やケロケロカップで顔合わせしている面子でした。とりあえず初動できちんと人が付いてくれたことは体験会のお手伝いなどさせてもらった身としてはその甲斐があったというもの。
しかし私の手元には実はカードが無い!!なんてこった。東京のカードショップを始め各地の店舗には発売日の数日前からフライング販売が行われていたようですが、私が予約していた通販ショップからは未だに出荷の連絡が来ていない始末。仕方ないのでケロケロエースの体験会用スターターを持ち、必要があればその場でカードを買ってデッキを作る覚悟で出発しました。なに、前日のれんが堂のレンスト大会だってお店で買ってきたカードで昼休みのうちに作ったデッキで優勝しましたし、人間やる気になればなんとかなるモンですよ、きっと。
幸い土浦のイトーヨーカドーにはバトスピのカードダス自販機があったので、そこでカードを獲得。簡単にソートしてリストを確認してみたところ、主要コモンカードの多くはスターター専用であったことを知り悶絶。仕方ないので必要なものはケロケロスターターから引き抜いてデッキに投入。というかスターター専用カードが入っていることからまたケロケロスターターの雑誌オマケにあらざる価値の高さが再認される結果となりました。
そして大急ぎで作ったデッキがこれです。
<緑白ブリッツ>
・スピリット
コスト(軽減コスト) | 緑 | 白 |
---|---|---|
1(1) | アイスメイデン 2 | |
2(1) | リーヴォルフ 3 | 姫械マーニ 2 |
ショックイーター 2 | レインボウパピヨン 2 | |
2(0) | ペリリィフ 1 | |
3(2) | ヘラクレス・ジオ 2 | ウル・ディーネ 3 |
シダフクロウ 3 | ||
3(1) | 銀麟竜ニーズホッグ 3 | |
4(3) | スタッグローブ 2 | ヘル・ブリンディ 3 |
4(2) | エメラルドシーザー 2 |
・マジック
色 | コスト(軽減コスト) | カード名・枚数 |
---|---|---|
緑 | 2(1) | ストームドロー 3 |
緑 | 2(2) | バィンディングソーン 3 |
白 | 4(3) | ドリームリボン 3 |
本当は大会の時はカード枚数の不足があったので、数枚違うものが入ってましたが、少し補給してからこの構成にしました。基本的には同じ構成です。
そして……うん、何度見てもレア入ってませんね。まぁいいんですよ。システムで動くデッキを作るなら同じカードを十分枚数用意できる事が重要なのであって、シングルカード戦略単体の重要性は薄いですから。
デッキコンセプトは、「アドバンテージを取りながら同時に展開し、先攻でも膠着からの奇襲でも相手を押してゆく」です。このため、リソース・テンポアドバンテージの獲得と展開を平行して行えるカードを選択しています。緑はコア加速要素とスピリットを疲労させ攻撃チャンスを作る効果に長けていますし、他の色に対して各コストで+1000BPぐらいスピリットのサイズが大きいのでアクティブコントロールに最適です。白の低コストスピリットの効率性は体験会で理解っしていましたし、バウンス効果は実質コストも低くテンポ重視の除去に向いています。これまで雑誌の記事などでこのことはある程度予測していましたが、ここまで「出たとき能力」を持つスピリットの優秀なものがあるとは予想していなかったので、どう考えてもこれは強いだろう!と寄せ集めたのがこのデッキになりました。
結果は4人総当りで2勝1敗、3人が三つ巴になったのでランダムのカード引き勝負で私が勝ちました。負けた一戦はデッキ調整の甘さからの苦しい引きが原因だったので、一つ教訓にはなりました。どのみち上位賞は4人に行き渡るし勝ってももらえるバトスピポイントの差だけですけど、最近私がこのランダムトップ引きに何かと強くて負け知らずなのはいかがなものか。
試合後はオマケが付くと聞いたのでスターター一組と数パックを購入、そして自販機をもうちょっと回してきました。スターターはお試し用セットとして大学のサークルに置いておく予定です。
午後はマジックコロッセオのトーナメントに参加してきました。相変わらず暇が無くて手を入れられない鳥デッキ(白鳥アサルトコンボ)ですが、成績は4人中2位。今回ようやく:1本目勝利、2本目1ターン目に相手が針だしてその場で私投了、3本目相手が後手1ターン目に針出して私投了、を達成しました。コレを経験しなければ鳥使いとは呼べない(笑)だって時間無いからサイドボード作ってないしね!
最後にバトスピの戦略に関するTipを少し。
- 何も考えずに低コスト(0、1)スピリットを多く投入している人が見受けられますが、きちんと目的を持って選択すべきです。カードプールを見回せば、結局コストを払って出すカードの方が強くデザインされているのは明白ですから。
- 軽減コストのせいで一見複雑に見えますが、実際はバトスピのコストカーブの計算は比較的簡単です。速攻展開を重視するつもりで低コストスピリットに依存すると、軽減コストをきちんと利用して出された中コストに必ず食われます。この手のデッキのカード配分は面倒でも何かしらスライ理論かドローカーブを計算しましょう。
- ケロケロスターターでの印象から誤解している人が多いようですが、バトスピの赤は速攻向きの攻撃的な色ではありません。アタックに関する効果や除去火力が多いのでそう見えがちですが、色全体としては癖の少ない効果をオールラウンドにそろえた平均的・バランス重視な系統です。MTGで言えばむしろ白との類似性が強い、TCGの色設計としては独特なイメージだといえます。まぁ、アニメ主人公の色だしね。
- まだあまり使っている人はいないと思いますが、ネクサスは本当に強いです。使い勝手のいいネクサス除去が赤にしかないので、多分メタゲームはしばらく赤中心の環境になるでしょう。
- 黒系のコントロール戦略は結構有望です。多分レア盛りだくさんデッキになってしまいますが。色は黒白でしょう。あとXレアは必須。
- みんなさすがにドローマジックは入れてますよね?もちろんBPパンプに使うために(笑)