バトルスピリッツと『戦略』

 今朝グーグルで「バトルスピリッツ」「戦略」と検索してみたら、このブログの過去の記事が第2位に出てきて驚きました。しかし総件数が約4万7千だったため、そんなに人気の無いはずがないと思いワードを変えて検索してみたところ、このような結果になりました。

 ヒット数約50万。但し上位はほとんどがメーカー・業者・店舗の広告、もしくはアニメ/漫画/キャラクターなどメディアミックスコンテンツの紹介やレビュー。カードゲームそのものやプレイヤーの記事はほとんどなし。

 ヒット数約4万7千。上位からほとんどプレイヤーによるカードゲーム戦略のコンテンツ。放映中のアニメの展開やデッキと絡めた多視的な分析も。

 ヒット数約9万5千。プレイヤーのブログを中心とした記述が多数。内容は主に個人レベルでのデッキ・カード評価や日記。
『攻略』というワードは単独検索時に目立ったので調べてみたわけですが、ざっと見た感じだと、今の若い人たちTCGの戦略を論じるときに『攻略』という言葉を用いるようです。私のように頭の固い古株プレイヤーにはいささかカルチャーショックでした。 攻略って、TVゲームじゃないんだし何言えばいいんだろう。『初心者はまずこの商品/カードを買おう!』『あのレアはパックの箱のここにある!』『30円の今のうちにこのカードを買っておけ!』とか?いやいやこれでは記事の体裁にすらなってないし……『オトナに120%勝てるよい子のデッキ集』『バトスピからのTCG初心者がベテランを悶死させられる5枚のカード』ならOKかな?!(このような記事も需要があれば書くことを考慮しますので、ご要望ならリクエストしてく下さい。でもソートはプレイヤーのモラルだから教えないよ!)
 さて、今日は予告していたバトスピ緑系デッキに必須である2つの戦略概念を説明します。これはもともとMTGで形成された理論ですが、かなりTCGの種類を選ばず応用できる理屈であり、特に第1弾環境でのバトスピ構築戦においては必須でした。 この3ヶ月間で、緑はバトスピが広まるにつれて速攻デッキの人もコントロールデッキの人もだんだん評価を高めていった色で、今では大会でほぼ緑単デッキを見るのも珍しくなくなっています。しかし私の見た多くのデッキは、緑の戦略が持つ選択肢を体系的に理解していないため、うまく機能していないケースばかりでした。今回の戦略論では『攻略』を超えた普遍的な概念をお伝えできるよう努力してみます。主に速攻デッキについての話ですが、仮想的について知っておくことは大会を視野に入れれば必須ですからコントロールの人にも役に立つはずです。